「Enemy Territory: Quake Wars」のダウンロード販売は明日から

マルチプレイFPSでこの秋最大の注目タイトルの一つ、id SoftwareのQuakeシリーズ最新作「Enemy Territory: Quake Wars」のSteamを通じたダウンロード販売を、明日2007年10月5日に開始することを発表しています。


本作は、地球へ侵攻してきた異星人Stroggと地球防衛軍GDFが激突するSF FPS。1997年に発売された「Quake II」は、GDFがStroggの本星に大攻勢をかける設定だったが、本作ではそれ以前のストーリーが描かれている。

2065年、平和な地球に突如として侵攻を開始した異星人Strogg。彼らは機械と有機体を結合したサイボーグ戦士で、捕虜にした地球人を改造して侵攻の手先にする。防戦一方だった地球側も、Global Defence Force(GDF)を結成して対抗、ついにStroggとの全面対決の時を迎えた、というのが本作のバックグラウンドを流れるストーリーとなる。

この後、地球は勝利を収め、人類は彼らの残したテクノロジを利用して、逆にStroggの母星である“Stroggos”に大規模な攻撃を仕掛けた、というのは「Quake II」や「Quake 4」のプレイヤーならよく知っていると思う。

Quakeシリーズの最新作となる本作だが、開発はイギリスのSplash Damageが担当しており、おなじみのid Softwareは監修という立場にある。

プレイヤーが選択できるのは、GDF/Strogg共に5クラスで、名前は違ってもクラスごとの役割はほぼ同一のものとなっている。内訳は、多様な武器を扱えるSoldier(GDF)/Aggressor(Strogg)、武装は弱いが、傷ついた仲間を治療できるMedic/Technician、地雷や自動銃座の設置が可能なEngineer/Constructor、空爆要請が可能なField Ops/Oppressor、そしてレーダーの設置と敵オブジェクトのハッキングができるCovert Ops/Infiltratorの5種類。

対戦は、お互いがただ闇雲に撃ち合うのではなく、与えられたミッションを遂行していくオブジェクティブ形式で展開する。攻撃側と守備側があらかじめ決まっており、時間内に目的を達すれば攻撃側の勝ち、それを阻止すれば守備側の勝ちという具合。

注目作だけのことはあり、先月公開されたデモ版のインターネットによるマルチプレイではアメリカ時間の深夜だというのに、1000を越えるサーバが立ち上がっていた。デモ版でこれだけのサーバがあれば、製品版もプレイする相手に不足することはない。いきなり対戦はちょっと、というFPS初心者や、戦う前にマップを調べておきたいという人にはBotを使ったオフラインプレイでウォームアップするのも良い。

本作はQuakeシリーズ最新作の名に恥じないスピーディ&パワフルな戦闘を楽しめるゲームになっている。DOOM3のグラフィックスエンジンを改良して実現されたMega Textureテクノロジは遠景から近景までを一気に描き、アウトドアのリアリティは抜群である。

【関連リンク】

id Software


Enemy Territory: Quake Wars


Steam


Enemy Territory: Quake Wars:Japan


Enemy Territory: Quake Wars(4Gamer)


「Enemy Territory: QUAKE Wars」プレビュー(GAME Watch)

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